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第四章 第9話 アリシア、踊る。そして――

Author: 奇蹟あい
last update Petsa ng paglalathala: 2026-08-14 18:54:04

「それで、この踊りはどのように楽しめばよいのじゃ?」

 チームドラゴンの演技を見ながら、マーチャン様が梅酒のグラスを傾ける。丸い氷がグラスの中でカランと音を立てた。

 あんまり興味ない感じかなー。ソフィーさんと話をしているほうが楽しそうに見える。

「お店のサービスの1つでございますので、お好きなようにご覧いただければ幸いです」

「お好きなようにとはどうしたらよいのじゃ? 我にはわからんのじゃ」

「そうですね。横目に見ながらお話を続けていただいてもけっこうですし……。わたしでしたら……この柔らかな音楽に合わせて踊る彼らの手足の動きに色気を感じてつい見つめてしまいますね」

「色気とな。汝はあの3人の誰かが好きなのか?」

 グラスをテーブルに置き、グイと顔を近づけてくる。興味津々といったところかな。どうやら恋愛話が好きな人みたいね。

「いいえ、そういうことではなく……。えーと、一般論としてですね。男性のしなやかな動きに美しさと尊さを感じると言いますか……。ずっと見ていたいな。あの筋肉に触れてみたいな……となりませんか?」

 なりますよね⁉ マーチャン様も女性ならちょっとはわかりますよね⁉

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    「それで、この踊りはどのように楽しめばよいのじゃ?」 チームドラゴンの演技を見ながら、マーチャン様が梅酒のグラスを傾ける。丸い氷がグラスの中でカランと音を立てた。 あんまり興味ない感じかなー。ソフィーさんと話をしているほうが楽しそうに見える。「お店のサービスの1つでございますので、お好きなようにご覧いただければ幸いです」「お好きなようにとはどうしたらよいのじゃ? 我にはわからんのじゃ」「そうですね。横目に見ながらお話を続けていただいてもけっこうですし……。わたしでしたら……この柔らかな音楽に合わせて踊る彼らの手足の動きに色気を感じてつい見つめてしまいますね」「色気とな。汝はあの3人の誰かが好きなのか?」 グラスをテーブルに置き、グイと顔を近づけてくる。興味津々といったところかな。どうやら恋愛話が好きな人みたいね。「いいえ、そういうことではなく……。えーと、一般論としてですね。男性のしなやかな動きに美しさと尊さを感じると言いますか……。ずっと見ていたいな。あの筋肉に触れてみたいな……となりませんか?」 なりますよね⁉ マーチャン様も女性ならちょっとはわかりますよね⁉「ならんの~。これっぽっちもならんの。我は未発達な体のほうが好きじゃ」 なんと……。あ、ああ……お気に入りの天使ちゃんたち、わたしと同い年くらいの新人ちゃん2名だったわ。マーチャン様ってば、ショタ好きでしたのね……。自分もロリロリなのに。「さ、さようでございましたか。では……わたしが少し踊りましょうか。なんちゃって」 ショタじゃないけど未発達な体……って誰がまな板幼女だっ!『交渉』スキルの持続効果のおかげで、容姿・体型ともにけっこう良い感じに成長してきてるわっ!「おう。それは見たいの。我はアリシアのことは気に入っておるぞ。ちと踊ってみせよ」 マジですかい。 まあ、それで楽しんでいただけるなら別にかまいませんけれどもね。 「かしこまりました。それでは失礼してわたしも舞台へ。どうぞごゆるりとお楽しみくださいませ」 恭しく頭を下げてから、わたしは3人のもとへ滑り出していく。 大きな動作で滑りつつ、3人それぞれと順番に絡んでいき、小声で事情を説明する。少し演技構成を変えて、わたしを中心にお願いね。 BGMチェンジ! ワルツで行こう! さあ見て。わたしたちの演技。チームの

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